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サビアンシンボルを読み解く!

第4回 蟹座の特徴とサビアンシンボル

サビアン占星術は、西洋占星術に親しんでいる人にとっては、非常に面白く思わずハマってしまうもの。あなたもぜひその世界を楽しんでみませんか?サビアン占星術は、サビアンシンボルというチャネリングによって得られた詩文のようなシンボルを、12星座各30ずつ割り当てられたもの。このサビアンシンボルはアメリカの占星家によって作られた新しい占星術であり、より自分を深く知ることができます。まずは、自分の太陽の度数を調べてみましょう。太陽が示すのは、人生の目的。あなたの人生の目的のシンボルは、どのようなものでしょうか?

今回は、蟹座の特徴とサビアンシンボルについて見ていきましょう。

蟹座ってどんな星座なの?

蟹座は、12星座のうち最も共感を重んじる性質を持ちます。人と共感することに喜びを感じるのは、決して蟹座だけではありませんが、より情緒的なものに重きを置いて生きるところがあるのです。双子座では個人を追求してきましたが、ここで一転します。今度は集団性を追求するのです。また、蟹座は飲食関係や家庭的な分野、そして過去や伝統を重視する傾向があります。これが蟹座のおおまかな特徴です。

自分の太陽のサビアンシンボルの見つけ方

自分のサビアンシンボルを知りたいという場合、まずは自分の出生ホロスコープを出し、太陽の度数を詳細まで調べます。たとえば、あなたの太陽の度数が蟹座の19.3度であれば、サビアンシンボルは20度になります。つまり、1度足すのです。この場合、「セレナーデを歌うゴンドラ乗り」のサビアンシンボルが、あなたの人生の目的を表しています。では早速、蟹座生まれのあなたも、蟹座の性質を知り自分の太陽の度数のサビアンシンボルを読み解いてみましょう。

蟹座の1度は「船にかかげられた旗」

双子座から蟹座への転換は、非常に大きい変化といえます。それを証拠に蟹座の1度は、「船にかかげられた旗」というサビアンシンボルになっています。これは、今まで軸としていた「個人」から、「集合」「公共」「伝統」といった大きなものに対して敬意を示し、個人の主張などは引っ込めるという転換のイメージを示しています。新しい旗を上げて、「変わった」ことを周囲に伝えるのです。

蟹座のサビアンシンボルの流れ

このような、より集合的な団体へと飲み込まれていくような蟹座は、どのような流れで1度から30度まで変化していくのでしょうか。先にも紹介した通り、蟹座は人と人との共感を追求していきます。1度~5度で新しい旗を揚げ、良い意味での個性の敗北がここで起きます。そして6度~10度で、人に共感してもらうことのむずかしさを実感して追求。そして11度~15度で、真理を探究するようになり、自分自身の確固たる価値観を築き上げていきます。さらに16度~20度の間で、自分自身と世界との関係を考え、より内面と外的生活を一致させようとする取り組みを行います。そして21度~25度になると、社会に出て行き人との共感をベースにして成功する、という流れになります。そして成熟した蟹座は26度~30度の間で、伝統的な価値観と個人が一体化し、社会の中に組み込まれた自分に満足し、力を発揮していきます。


蟹座は、人と共感するだけでなく、集合的なもの、伝統を背景に大きな成長を遂げていきます。これまでの蟹座のイメージとして“母性的な側面”を感じていた人は、イメージが少々変わったのではないでしょうか。出生ホロスコープで蟹座に太陽が位置するあなたは、さらにどの区分に属しているのかを確認しましょう。すると、人生の目的が見えてきて、サビアン占星術を生活の中で生かしていくことができるはず。人との共感力を駆使して、ぜひ自分を高めていってください。

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