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12星座別に見る

恋の形 ~双子座女性の場合~

仕事、生活態度、遊び方と星座ごとの個性が出る場面は色々あります。恋愛もその一つ。12星座ごとの恋の形。例えば、双子座の女性はこんな恋をします。双子座女性の恋のストーリーです。

恋に淡白なのに恋多き女

目立つほど可愛いわけではないけれど、恋愛相手にさほど不自由しなかった双子座生まれの双美。今の彼氏・サトシは合コンで知り合ってすぐに付き合いが始まり、もう2年の仲になる。『飽き性の自分が長く続いているのは、サトシの寛大な性格のおかげかもしれない』とたまに分析する。30歳目前だが、結婚は考えていない。今の状態が楽しい、でもたまに物足りないとも思う。双美もサトシと同じく心が広い。けれど、表面で笑顔をつくっていても、モヤモヤしているときが頻繁にある。友人関係でも恋愛関係でも、表向きはサラッとふるまう。当然、人のウケはいいので、彼氏もできやすかった。しかし、問題はいつも本当の自分が宙に浮いているように感じること。そのせいか、本当の自分がまた別の男性を求めることがある。サトシとの関係にマンネリを感じていた頃、出会ったのが3歳下のハルキだった。

第2の男性の登場

会社の後輩女性が開いた飲み会で出会ったハルキは多趣味で会話が上手。すぐに興味がわいた。飲みに行く約束を取り付け、当日、ベッドインした。サトシへの罪悪感はなかった。バレないように注意することが、誠意だと考えていたのだ。その日限りで終わるかと思ったが、後日、ハルキから何度かラインが入り、関係が続くことになった。庶民派のサトシとは違うオシャレで都会的なデートの提案が新鮮だった。幸いなことにサービス業のハルキは平日が休みで、会社員のサトシは土日が休み、どちらかをむげにすることなく、同時進行で付き合えた。平和な二股状態だ。そんな秘密の関係を楽しんでいたある日、飲み会を開いた会社の後輩女性が思いつめたような表情で双美を呼び出した。「先輩、彼氏がいるのにハルキさんとも付き合っているんですか?」。後輩はハルキが好きなのだと直感的に気づいた。その通りだと答えたら、「ひどい人ですね!」と責められた。目に涙が浮かんでいた。

決断のとき?

二股どころかそれ以上の同時進行でも心は痛まない。逆に男性に同じことをされても責める気はない。でもサトシもハルキも自分の他に女はいなかった。純情な後輩はそんな関係を理解できない。完全に無視されている。女性同士の諍いが面倒くさいと思っている双美はあえて話しかけようとも思わない。そして、ある日、サトシからプロポーズされた。結婚はまったく考えていなかったので、予想外だった。なぜ、自分と結婚しようと思ったのか気になって、サトシに尋ねてみた。「オマエは見た目より、深く人を観察していて、人との関係を考えている。学ぶことが多いし、大切にしたい人だ」とサトシが口にした。『人との関係を考えている』の言葉に双美は三日前の自分の行動を思い出していた。ハルキに別れを告げた、というより、何度、連絡が来ても一切無視した。今日もラインが届いているが、もう返事はしない。行動に踏み切ったのは、サトシからプロポーズされる前だ。

不真面目なのも真面目なのも自分

三日前、双美は後輩の顔を思い浮かべていた。彼女のためにハルキから距離を置こうと考えた。けれど、後輩に恩着せがましく告げることはしない。自分もまったくいいかげんな人間ではない。他人のことだって、それなりに考えている。サトシは自分が思う以上に、自分ことを理解してくれている。もっと長く一緒にいるのも悪くないかもしれない。

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