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恋愛の体験談

第1回 努力が無駄に……ならなかった!

貴女は今、恋愛をしていますか?恋をするのはとても楽しいことですが、辛いことや悲しいこともたくさん起きてきますよね。このコーナーでは皆様から寄せられた、「恋愛」にまつわる様々な失敗談、楽しい話、素敵な話などをまとめてご紹介します。恋愛中の方もそうでない方も、自分だったらどうする!?なんて考えながら、気軽に楽しんでくださいね。

大阪府・Y.A.さん努力が無駄に……ならなかった!

私は25歳の会社員です。職場の同僚にずっと好きだった人がいたのですが、告白どころかあまり話をする機会もなく、見ているだけでした。それが、ある時会社の歓送迎会で席が隣同士になり、映画の話で盛り上がって、なんと一緒に映画を見に行くことになったのです。「なんだ、もしかしてそっちも私に気があったの~」と内心では最高に舞い上がっていたのですが、平静を装って「じゃ、日曜日ね」なんて澄まして答えました。

そして、デート前日の土曜日、私は朝からネイルサロンに出かけ、念入りにお手入れをしてもらうと、帰りにはデパートへ寄って明日着る服まで買ってきたのです。家に帰ってからは、無駄毛のお手入れをして、朝は出かける5時間前に起きて(10時に出掛ける予定だったので、なんと5時に起きました!)シャワーを浴び、髪を洗っていつもより念入りにリンスを擦りこみ、さらには2時間以上かけて、クリンクリンの巻き髪を完成させました。そして前日に購入した洋服を着て、「いざ、出陣!」というくらい気合いを入れて出かけたのです。

家から一時間ほどかけ、待ち合わせ場所に、約束の時間よりも30分ほど早く着きました。すべて計算通りで、まず最寄りのトイレへ行って用を済ませ、髪を整えて、化粧の最終チェックをして、戻ってきたのが、ちょうど15分前でした。どっちから彼が近づいてきてももう完璧!というくらいの仕上がりでした。しかし、約束の時間を10分過ぎても、30分過ぎても彼がやってくる気配はなく、私はだんだん不安になってきました。場所を間違えたのかも、と思い、あたりをぐるぐるまわってみましたが、彼の姿はどこにも見当たらず、一時間を過ぎたころ、私の不安は最高潮に達しました。

そしてついに、まだ一度もかけたことのない彼の携帯へ電話をしたのです。「今日は何か都合が悪くなったの?」と聞くと「えっ、約束って来週の日曜日だよね……」との答え。そうです。私は一週間間違えていたのです。「映画が来週からだから、来週の日曜日」と約束したのです。私の頭の中からはすっかり映画のことなど消えていて、「日曜、デート」だけがインプットされていたのです。私は「そうだった……よね、ごめん、忙しいところ……」と言って電話を切ろうとしたのですが、「もしかして、今待っててくれてるの?今から行くから、もし嫌じゃなかったらどっかで座って待ってて」と言って、なんと一時間もしないうちに、待ち合わせ場所へ来てくれたのです。彼は自分が悪いわけでもないのに、「お詫びにランチおごるから」と言って素敵なイタリアンのお店へ連れて行ってくれました。彼との食事は最高に楽しく、もちろん、次の週は一緒に映画へ行きました。その時に彼が、「前から気になっていた」と言ってくれて、お付き合いをすることになったのです。

今は、最高に幸せな毎日を送っています。この頃の私の夢は、将来彼と結婚して、子どもにこの「失敗談」を聞かせることです!

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