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ホロスコープ解読ポイント

天体にも品位があります!

生年月日と出生時間をもとに作成するホロスコープ図を使って、性格や運勢を占う西洋占星術。太陽や月、金星など太陽系の各天体が象意を持ち、天体の位置やからみで結果を判断します。ホロスコープは複雑なので、まず全体をざっくり読み取り、次に細かい部分まで確認していきます。柱というほど重要な要素ではないけれど、覚えておくとより精密な占断ができる「天体の品位」についてお話しします。

全体を見て、バランスや片寄りを確認

ホロスコープでまず大事なのは全体を見ること。最初は、メインの天体の散らばり方や、12星座のどこに位置するかなどを見ます。加えて、天体同士の角度を計算すると、かなり多くの情報を得られます。そして、さらに精度の高い結果を得るために、「サビアンシンボル」や「ハーモニクス」といったいろいろな手法を組み合わせて解読します。「天体の品位」も同じく、占いの精度を高めるための二次的な参考要素です。

天体がスムーズに力を発揮する場所

同じ天体でも位置する場所により、力が発揮されやすい場合とそうでない場合があります。それらが「品位」です。場所というのは12星座です。例えば、金星は愛情や美、金銭を司る天体ですが、牡羊座、牡牛座、双子座などどの星座に位置しているかで、性質のあらわれ方が変わります。星座特有の個性は当然ありますが、金星の良い面と悪い面のどちらが出るかも星座で決まります。例えば、牡牛座は金星にとって「本来の居場所」であることから、金星が居心地の良さを感じ、愛情運や金運などが良い傾向です。しかし、蠍座は金星にとって、「損傷の場所」となり、力を発揮しづらくなります。激しい嫉妬心を生み出す、肉体先行の関係になるなど、蠍座に位置する金星の悪い面が出やすいのです。品位には力を発揮しやすい「本来の場」や「高揚」、その逆の「損傷」や「下降」の4つの種類があります。

天体の品位を確認して理解を深める

例として太陽と月の品位を挙げます。太陽の場合だと「本来の場」は獅子座、「高揚」は牡羊座、「損傷」が水瓶座、「下降」が天秤座です。月であれば順番に蟹座、牡牛座、山羊座、蠍座です。太陽は獅子座にあるとき、その長所である快活さや積極性を存分に打ち出せます、しかし、天秤座にあると活力に欠けがちというわけです。ホロスコープを見て、天体同士の角度などが良いわりに運の良さを実感できない場合、天体の品位が良くない可能性があります。

弱点を知って克服する

天体の品位は、ハウス(室)やアスペクト(角度)に比べると影響は少ないと言われます。それでも、せっかくの星の力を発揮しづらいのは残念です。それを解消するには、天体がその星座にいるときにあらわれそうな短所を意識して抑制することです。月であれば、損傷となる山羊座にある場合は疑い深く、下降となる蠍座にある場合は嫉妬深くなりがちなので、気持ちを切り替えるテクニックを身に付けるといいと思います。また、逆に良い面を意識して出すことも大事。天体をコントロールしましょう。

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