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占星術による考察

星で読み解く子ども時代の心の傷

普段、明るくふるまっている人でも、ふとしたときに昔の出来事を思い出して、落ち込むことがあるでしょう。また、コンプレックスを隠し持っていることもありそうです。特に小さなことに敏感な幼少期に抱えた「心のダメージ」はその原因になるかもしれません。占星術のホロスコープを見ながら、自分が子ども時代にどのような痛みを抱えたかを探りましょう。

月が暗示する幼少期

ホロスコープでは火星や木星など太陽系の主要惑星の状態を見て、性格や運勢の傾向を占います。各惑星には受け持つ「年齢域」というのがあり、その年齢の運勢に特に影響を与えます。生まれてから7歳頃までの幼少期を示す惑星は「月」です。ですから、まず、月の状態を確認してみましょう。月に他の惑星と形成するアスペクト(角度)があり、それが90度や180度といったハード(厳しい)な角度だと、幼い頃に辛い気持ちを味わう可能性があります。月と太陽が90度や180度のアスペクトを持つ人は、両親の仲がよくない時期に生まれたかもしれません。無関心や口論など、幼い頃に夫婦のトラブルを目にして、成長してからも結婚に対して懐疑的になることがあります。また、月と土星がハードアスペクトを形成していると、周囲の大人から厳しく、冷淡な仕打ちを受けるかもしれません。自制心を持つ人物に成長しますが、孤独感を抱えそうです。人に心を開くことも苦手でしょう。月と火星がハードアスペクトだと、感情のコントロールが苦手で、粗暴になることがあります。周囲も疲れますが、自分も辛い状態です。大人になるまでに克服できればいいのですが、そうでない場合、人間関係にひずみが出がちです。

同じく若さを示す水星も目安

水星も月と同じく、若い頃を年齢域とする惑星です。だいたい8歳頃から15歳頃までの運勢に影響を与えます。水星と他の惑星がハードアスペクトを多く形成していると、小学生時代や思春期に辛い気持ちを味わうかもしれません。例えば、水星が土星とハードアスペクトを形成していると、年長者との関係が上手くいかず、成長してからも「自分は人から応援されない人間だ」と思い込みそうです。また、天王星とハードアスペクトを形成していると、転居など環境が急に変わることが多く、精神的な疲れが蓄積されることも。もし、月と水星、両方の惑星の状態がよくない場合は、子ども時代の長い期間を満足できない気持ちで過ごすかもしれません。それが成長後の、他人への嫉妬心や自信のない態度につながることも考えられます。

兄弟との関係を考える

子ども時代は友人より、血のつながった家族と過ごす時間が長いもの。親の影響は当然ありますが、兄弟姉妹から受ける影響も大きいと思います。出生地と出生時間も考慮して作成するホロスコープでは、正確な「ハウス」が設定されます。ハウスとは各惑星が入る部屋です。その中で、3ハウスは身近な場所での出来事や兄弟関係の傾向を示します。3ハウスに土星や火星、天王星などマレフィックと呼ばれる凶意の強い惑星が入室し、さらに他の惑星とハードアスペクトを形成していると、兄弟の仲が悪かったり、迷惑をかけたられたりするかもしれません。該当する場合は、幼い頃の痛みを振り返って、兄弟姉妹との関係に起因しているかを考えてみるとよさそうです。


自分の意見が通りづらい子ども時代。周囲の人間がよかれと思ってしたことが、本人にとっては後々の痛みになることもあります。もう過ぎた子ども時代を今から切り離すことはできません。だからこそ、しっかりと向き合って、自分に足りないものを知るための道しるべとしたいですね。

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