今、恋愛中の人も、片思い中の人も、夫婦の人も、ぜひ鑑賞したいのが恋愛映画。定番の恋愛映画もいいけれど、もう見飽きたという人もいるかもしれません。でも、まだまだ恋愛映画の中には、じわりじわりとくる良い映画があるのです。そこで、数ある恋愛映画の中でも、観ると思わず大切な人をもっと大切にしたくなる、見ておいて損はない作品を3本ご紹介します。
恋空
新垣結衣さん主演の「恋空」は、携帯小説を実写化したもの。2007年の作品で、当時は大ヒットした作品ですが、見逃した人はぜひレンタルでチェックしてみてください。主人公は平凡な女子高生。同級生の三浦春馬さん演じる男性と付き合い始めますが、あるとき妊娠してしまいます。彼は喜んで、ぜひ産んでほしいと言いました。それにも関わらず、流産してしまうというショックな事態が……。しかし、その後、一方的に男性から別れを告げられてしまいます。実はその男性は、ある病気を患っていたのです。そんな「恋空」という作品ですが、後にドラマ化されて大ヒットしています。注目をここまで集めたのは、実体験に基づくストーリーだからこそといわれています。
ただ、君を愛してる
宮崎あおいさんと玉木宏さんが主演のこの映画は、とても切ないストーリー。主人公の男性は、幼い頃からある病気を患い、腹部に薬を塗り続けていました。しかし、実際は臭いはしない薬なのにも関わらず、臭いが人に嫌がられるのではないかと不安で、この男性は過剰にコンプレックスを持っていました。そんな「人に近づくのが怖い」という玉木宏さん演じる男性のもとに現れたのが、宮崎あおいさん演じる女性でした。結果、男性は彼女へと恋に落ちるものの、自分の気持ちに気がついた頃には、彼女はいない。悲しくも切ないストーリーではありますが、見終わったあと、見た人の心にはある気持ちが芽生えるはず。それは、まさに、今いるかけがえのないパートナーや片思いの相手の存在が、どれだけ大切でかけがえのない存在かということ。失って初めて分かるということを、映画を通して疑似体験をすることで、ますます大切に思うというわけです。この映画を見終わったあとは、そんな貴重な体験が待っています。
潔く柔く
長澤まさみさんが主人公のこの作品は、漫画を映画化した切ないラブストーリー。主人公の女性は、幼なじみで好きだった男性が交通事故で亡くなり、新しい恋愛をするのをためらっていました。しかし、そんなつらい過去を持つのは自分だけではありませんでした。この作品は、そんな新しい出会いが生む純愛ラブストーリー。きっとその切ない気持ちに涙してしまうでしょう。思春期の淡い恋心に思わず共感してしまうシーンの連続に、とにかく、胸がキュンキュンしてしまうようです。久しく恋をしてなかったなという大人も、楽しめる作品です。
恋愛映画を選ぶなら…
今回紹介した3本の映画は、どれも愛する人をいろんな意味で失ってしまうストーリーでした。しかし、それがかえって今身近にいる大切なあの人の存在がいかに大事であるかを知ることができます。さあ、あなたのまだ知らない恋愛映画の名作はたくさんあります。ぜひお気に入りの映画を見つけてみてください。また、恋愛映画なんて、ずいぶん見ていない、大人の恋愛ものばかりを見てきたという人も、たまにはキュンキュンするような映画を選んでみてもいいのではないでしょうか。
