• 救世主男
見た目で判断はNG

一見優しくても、実はキケンな救世主男

彼氏として付き合うにはやっかいな「救世主男」というのがいます。女性を助けてくれるありがたい存在なのですが、心強い彼氏だったはずが、いつの間にか高圧的な支配者に変わっていることがあります。コントロールされている女性は、最初は気づきません。

でも、普段の関係をよく振り返ってみると、自分に対して思いやりが少ない。一緒にいたがって、向こうから頻繁に連絡をしてくるけれど、「自分が思うようにできる女といたいだけ」に思えてきます。彼らはどんな手練手管で女性を支配するのでしょうか。

弱っているタイミングに付け込む

救世主男が狙うのは、思い通りにできる自分に従順なタイプ。自分がオイシイ思いをできそうな相手を虎視眈々と探します。何人か目星をつけたら、その中でも現在、弱っていそうな女性をターゲットに定めます。失恋したばかりや、寂しがり屋なのに長期間彼氏がいない、仕事でミスが続いて落ち込んでいるなどのタイミングであればGOサイン。なぐさめたり、聞き役になったり、親切にアドバイスしたり、といろんな手段で相手の心の隙間を埋めて、「いい人認証」を得ます。そして狙い通り付き合いに持ち込みます。

女性は最初の幸せな時代(恩)を忘れられない

付き合い始めたばかりの頃、救世主男は以前と変わらず優しく思いやりのある態度を見せるでしょう。ところがじきに本性をあらわします。自分の面倒を見させたり、行動を制限したりと、彼女に対して要求が多くなり、従わないと機嫌が悪くなります。女性は理不尽さを感じますが、従います。というのも、最初の頃に救世主男が自分を救ってくれたからです。「あのとき失恋して、生きた心地がしない状態から、私を救ってくれたがこの人だから」と律儀に恩を感じて、彼の言うとおりにするのです。ハタから見れば、「過去は過去」なのに切り離して考えることができません。

不倫関係から脱出しても……

救世主男と付き合って、最初は良かったのに、結局は暗い結末を迎えたエピソードのひとつです。煮え切らない男との不倫関係に悩んでいたA子さんは、いつも相談に乗ってもらっていた男性から告白され、付き合うようになりました。少々上から目線な面はあるけれど、「苦しい不倫から救ってくれたかけがえのない人」である彼とそのままゴールイン。ところが結婚後、A子さんは、彼の母親である姑から、ことあるごとにキツくあたられるようになりました。彼は母親の肩を持って、A子さんをないがしろにします。彼の心の底には「オレがみじめな不倫から救ってやったんだ」と恩着せがましい気持ちがあるのかもしれません。不倫地獄を抜け出したのに、待っていたのは嫁姑地獄でした……。離婚でやっと解放されたのです。

救世主男の見分け方。こんな男性がそうなる?

では、どのような男性がキケンな救世主男になる可能性を秘めているのでしょうか。よく見かけるのが、社会生活が順調でない男性です。年齢のわりに社会的地位がパッとしない、仕事場で普段から抑圧されている、同僚や後輩から少しバカにされている……などです。表舞台で認められないうっぷんを、女性に対して横柄にふるまうことで解消するのです。社会的地位が高い男性が女性に優しく接するのと対照的です。困ったことに、そういう男性は、外ヅラは良かったりします。だから深い関係なるまで本性に気づかないことも。相手が自分を怒ったときには、それが心配や思いやりからそうしているのか、単に人が自分の思い通りに動かないことに腹を立てているのか、じっくり観察するといいでしょう。真実の姿が見えてきます。

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