あなたは初恋の相手を覚えていますか？きっと幼稚園から小学校、そして中学校にかけて経験した人が多いのではないしょうか。そして初恋といえば同時に思い出すのが、好きな人の前に出ると、ぽっと顔が赤面してしまった経験。もしくは、好きな人の前で思わぬ失敗をしてしまい、顔がぽっと赤くなってしまったこともあるかもしれません。ところで、よくよく考えてみると、好きな人の前に出ると赤面してしまうのってどうしてなのでしょうか？体にどんな変化が起きているのか、見ていきましょう！
好きな人の前に出ると顔が赤くなるメカニズム
普段、顔が赤くなるときといえば、寒い外から温かいおうちの中に戻ってきたときの気温の変化によるものが思い当たります。ほっぺたが赤くなりますよね。でも、好きな人の前に出たときの顔の赤さとは少々異なるように思えます。
ドーパミンが多く分泌される
では、なぜ好きな人の前に出ると顔が赤くなるのでしょうか。その理由として考えられているのが、まず脳から「ドーパミン」が多く分泌されること。そもそも、人は恋愛感情を持つと、ドーパミンが過剰に分泌されるといわれています。ドーパミンは快感ホルモン。多くの快楽と快感を得ることができます。恋をしているとうっとりした気持ちになりますが、これが理由です。ドーパミンは、気分を高揚させるだけでなく、自律神経のなかでも、交感神経を高める働きがあるといわれています。交感神経が優位になると、人は緊張と興奮状態になります。すると、血管が拡張し、血流が増えます。この欠陥の拡張が、顔が赤くなる理由という説です。
恋愛をすると女性ホルモンの分泌も高まる
好きな人が目の前に現れると、ドーパミンだけでなく、女性ホルモンも多く分泌されるといわれています。女性ホルモンが分泌されても、顔が赤くなるというわけではありませんが、なかでも女性を綺麗にするという「エストロゲン」の分泌が高まります。このエストロゲンは、女性の肌ツヤをよくするといわれているので、より若々しい顔の肌になることが見込めます。恋をすると、ぽっと顔の血流が良くなる上に、エストロゲンの効果で肌ツヤが綺麗になる。つまり、美容にはいいというわけです。好きな人の前に出ると顔がぽっと赤くなって、恥ずかしい想いをしてしまうから嫌という人もいるかもしれません。しかし、美肌・美容効果のためには、決してマイナスなことではないのです。また、人生にハリと活気が出てくるので、「最近いいことないな～」という人にもおすすめです。恋愛をしていなくても、好きな芸能人にときめいたり、素敵な人をイメージしたりするだけでも、効果があるといわれています。ぜひ恥ずかしがらずに、美肌・美容のためにも、ときめきを増やしましょう。
ホットフラッシュでほてっている可能性も
女性の赤面は、ドーパミンによるものだけではなく、女性ホルモンの減少による更年期障害が原因で起きることがあります。更年期障害の症状の一つに、ホットフラッシュというものがあります。これも、意図しないのに、顔が突然カーッと熱くなり、赤くなるものです。年齢的に、そろそろ閉経という人は、赤面する場合、この更年期障害の可能性も考えましょう。
好きな人の前に出ると、顔が赤くなってしまうメカニズム。いかがでしたか？ドーパミン、そして恋心というものの威力はすごいですね。ぜひ恥ずかしがらず、綺麗を目指しましょう！
