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トラウマは消えにくい?

毒親に育てられた人に見られる5つの傾向

2021年に「親ガチャ」という言葉が流行したように、いつの時代も子どもに偏った愛情を注ぐ毒親で悩んでいる人は多いのです。幼少期のつらい経験はトラウマとなり、成長過程において悪影響を及ぼします。

自分の親から受けた傷を癒すには長い年月が必要なのです。この記事では毒親に育てられた人の特徴を紹介します。最後には毒親との向き合い方を紹介するので、心の傷が癒えずに悩んでいる人は参考までにご覧ください。

毒親の種類~依存タイプ

毒親は大きく3種類に分けられます。依存タイプは子どもの自立を阻む子離れできない親のことです。子どもに精神的に依存したり、子どもの給料をあてにして暮らしたりする金銭依存などがあります。

毒親の種類~支配タイプ

子どもの意見や尊厳を無視する毒親です。趣味やファッション、仕事や結婚相手に至るまですべてを批判します。「私たちのおかげ」「感謝しなさい」と故意に劣等感与えて努力を否定するのです。親が意見したがる過干渉も支配タイプに含まれます。

毒親の種類~暴力タイプ

殴る蹴るといった肉体的虐待から「バカ」「死ね」「産まなければよかった」などの言葉による精神的DV、借金を負わせる金銭的暴力が挙げられます。その他性的虐待、無視、育児放棄など。

毒親に育てられた人の5つの傾向

自信がない

毒親育ちの特徴は自信がないこと。長年否定され続けてきた結果発言することに恐怖を感じます。声は震えるように小さく、背中を丸めて何かに怯えた目つきをしているケースが多いです。

また、転職や結婚など新しいステップへ上がる際には期待や希望よりも「自分にはできない」「またバカにされる」と不安が優先してやる気を失います。毒親の「どうせできない」「あなたには無理」という言葉が呪詛となり言動を狭めるのです。

自分を犠牲にする

最も愛してくれるはずの親から大切にされなければ自己価値が下がるのは必然的なこと。毒親育ちは自分が傷つけられた分他人に優しくできるのですが、自己価値が低いため自分を犠牲にします。

仕事で自分だけ理不尽な扱いを受けても「できない私が悪い」と自分を責めたり、「私がやれば他の人がやらなくて済む」とつらい気持ちに蓋をしてしまいます。その結果周囲からうまく利用されて、さらに自己犠牲が強くなる悪循環を繰り返すのです。

他人と比較をする

兄弟や友達と比較されてきた環境で育つと、比較することでしか自分の価値が見出せないのです。十分な成果を上げているのに周囲と比べるためいつまでも満足感や充実感を得られません。また、失敗すると「あの人はできたのに私はできない」と自分を責めて深く落ち込みます。

毒親自身が強い劣等感を抱えていて、子どもにあてつけていたのでしょう。また承認欲求が強い人は「人は人」といった概念がなく、個性が尊重されない環境で育った人に多く見られます。

幸せに罪悪感を持つ

毒親は子供の幸せそうな姿に苛立ちます。自分の手を離れる恐怖と思い通りに育たなかった憎悪が原因と考えられます。そのため、子どもの結婚が決まった際に不機嫌になります。そして結婚相手やその家族を見下したり、育ててきたことへの感謝を要求して土下座させたりするのです。

孫ができても喜べず孫の容姿をバカにしたり、「貧乏なのに子どもを作ったのね」と罪悪感を与える言葉を言い放ったりと不機嫌を露わにします。人生で最高に幸せな時期に傷つけられた結果、幸せになるたびに恐怖心や罪悪感を覚えてしまうのです。

他人の顔色をうかがう

支配欲の強い毒親や暴力的な毒親は自己中心的なので、思い通りにならないと子どもに当たります。親を怒らせないように気持ちを押し殺す生活を強いられた結果、人間関係において人の顔色を伺うのが癖になって同調しかできなくなります。

どんなに自分が正しくても反論や否定をして傷つくのが怖いのです。空気を読んでばかりいるので周りに流された人生を歩む恐れがあるでしょう。

毒親との向き合い方

毒親を許せないとさらに自己嫌悪に陥る原因となるため無理に許す必要ありません。なにより毒親が「自分は正しい」と思っている限り許す努力は無意味です。また、思いをぶつけても「考えすぎだ。病んでいる」と非を認めないことは容易に想像がつくはずです。

毒親と向き合う最善策は自分が幸せになることです。毒親に縛られて不幸な人生を歩むのは毒親の思うつぼ。幸せになれば毒親との確執がどうでもよくなるため、場合によっては断ち切る決心もつくでしょう。


親だからこそつらい
子どもは親から無条件に愛される存在と言われますが、逆もしかり親も子どもから無条件に愛されているのでしょう。本当に毒親が憎い場合はトラウマになるまで悩まなかったはずです。毒親の存在は無視して自分が幸せになることを考えましょう。それでも邪魔をする場合は自分を守るために縁を切るのも手かもしれません。

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