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上司からのLINEが不快

LINEハラスメントを判断するポイント

現代のコミュニケーションツールとして欠かせないLINE。近年ではプライベートシーンだけでなく、ビジネスにおいても連絡ツールとして当たり前に利用されています。利便性がある一方で、気軽につながれるがゆえに、上司からのLINEハラスメントが多発しているのです。今回はハラスメントを判断するポイントと対策を紹介します。

ハラスメントを知ろう|LINEで起こりうるハラスメントは5種類!

世の中には多くのハラスメントがありますが、LINEのハラスメントでは下記の5種類が考えられます。

パワーハラスメント

身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの切り離し、本人が意としない過大な要求や、過小な要求 、個の侵害が該当。

セクシャルハラスメント

労働者の意に反する性的言動を表す「対価型セクシャルハラスメント」と、就業環境を害される「環境的セクシャルハラスメント」があります。

モラルハラスメント

言動や文書で人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて辞職せざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせること。

ジェンダーハラスメント

「女性はこうあるべき」「女性の幸せは結婚」といった、性別による価値観の押し付け。

マタニティハラスメント

妊娠・出産、妊娠・出産を理由とする休業を不利益扱いする行為

LINEハラスメントの判断基準|見極めるポイントは頻度と内容

上司からの不快なLINE、どこからがハラスメントなのでしょうか。実は、不快に感じた場合はハラスメントという認識でいいのです。ただし、業務上必要な言動だったり、自分自身が過度に捉えていたりする場合があります。LINEハラスメントの事例と判断ポイントを3つ説明するので、参考にしてみてください。

【よくある事例と判断するポイント①】意味深なスタンプが送られてくる

男女ともにセクハラを疑うのがLINEのスタンプ。特にハートのスタンプが送られてきたら「異性として好意を持たれているのでは?」と困惑するでしょう。見極める判断ポイントは、頻度と前後の文章。例えば、昇格や新規契約が取れたなど特別なタイミングであれば、ハートに意味はないはずです。しかし、連絡する度に送られてくる場合は、セクハラの可能性があります。好意を寄せているか、もしくは、恋人気分のノリを楽しんでいるのでしょう。

【ハラスメントを判断するポイント②】仕事以外でもアドバイスをされる

上司は頼もしい存在ですが、頼んでもいないのに、恋愛相談や家事・育児のアドバイスをLINEでしたらどう感じますか?内容によってはモラハラの可能性があるでしょう。見極める判断のポイントは、自分からお願いしたかどうかです。一方的にしつこくプライベートを知りたがるのは、プライバシーの侵害に当たる可能性があります。また、侮辱や周囲への吹聴は人格を傷つける行為で、モラハラと言えるでしょう。

【ハラスメントを判断するポイント③】グループLINEでいじられる

複数人で同時にチャットができるグループLINEでも、ハラスメントがよくあるそうです。グループ内の全員の前で、上司が特定の人に説教をするという陰湿なものが多いのだとか。LINEの内容にもよりますが、相手を侮辱する行為に当たるため、パワハラと考えられるでしょう。また、おもしろ半分で相手の容姿や性格をからかうのも、精神的屈辱にあたりモラハラの可能性があります。

ハラスメント対策|LINEは連絡ツールとして使おう

LINEハラスメントに遭わないための対策は、LINEは最小限の連絡ツールとして使うことです。そして、すでに遭ってしまった場合は証拠を残しておきましょう。

【LINEハラスメントの対策①】業務時間外は返信しない

「仕事以外は他人」くらいの割り切った考えを持ってみましょう。上司を無視すると出世に影響が出ると不安になるでしょうが、それを理由に出世させないのはパワハラです。また、不快感があるLINEを無視するのは自分を守る行為です。

もしくは、勤務時間外の連絡は受け付けないと伝えましょう。またはトップ画面のステータスメッセージに、連絡事項として記載するのもありです。ただし、仕事に関する重要な連絡は別です。社会人としてのマナーは守りましょう。

【LINEハラスメントの対策②】機能をフル活用しない

仕事に支障がない限り、使う機能は通話とメッセージだけにしてみましょう。例えばグループLINEを作る際は部署や気の置ける仲間だけ。タイムラインでプライベートを発信しない。という具合です。

LINEで会社の人とつながれば、その分ハラスメントやトラブルが起こる可能性が高くなるでしょう。プライベートと仕事を分ける姿勢を見せれば、周囲は不要な連絡を控えるはずです。

【LINEハラスメントの対策③】トークスクショで証拠を残す

すでにLINEハラスメントを受けた場合は、やり取りをスクショして残しましょう。苦しい作業かもしれませんが、企業側に非を認めさせる強い証拠となります。LINEにはトークスクショ機能があり、簡単にスクショが撮れます。証拠を集めたら、各都道府県にある総合労働相談コーナーへ相談してみましょう。

参考:総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

トークスクショの方法
①画像にしたいメッセージを長押し、表示されるメニュー内の[スクショ]をタップ。
②画像に収めたいメッセージの範囲をタップします。一画面内に収まらないような長いトークも選択できます。
③会話相手の情報を隠したいときは、[情報を隠す]をタップ。するとアイコン画像や表示名がダミーに切り替わります。
④右下の緑の[スクショ]をタップすると画像が作成されます。右下の↓をタップして画像を保存できます。また、左下の↑マークより、他のトークにシェアすることもできます。

参考:トークスクショ機能を利用する|LINEみんなの使い方ガイド


ハラスメントは誰にでも起こりうる!
今はLINEハラスメントを受けていなくても、仕事で利用している限りいつ危険が及ぶかわかりません。早めに対策を行って安心のもとLINEを使いましょう。

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