人の名前の漢字の画数で占う「姓名診断」。結婚後、女性は名字が変わることがありますが、もし名字が変わることで画数が変わり、悪い運勢になった場合、どうすればいいのでしょうか。もちろん、結婚後に名字が変わることで、画数が吉となるケースもあります。これらの状況に対して、どのような対処ができるのか、そして凶を回避する方法などを見ていきましょう。
姓名診断の吉凶とは?
姓名診断では、1画から81画までの画数でその吉凶を占います。さまざまな流派があるため、その画数の数え方や解釈が異なることがあります。姓名診断では、姓名の画数から、先天的な運命と、後天的な運命が割り出されます。その中には、避けたほうが良い画数というものがいくつかあります。例えば、女性がその画数になると、夫と死別するといった宿命にある凶数などです。
結婚後の姓名診断の結果について
結婚すると、名字が変わるため、多くの女性は画数が変わります。画数が変わると当然、姓名診断では結果が変わってきます。つまり、この先の運勢が変わるというわけです。ここで画数が悪いものになるとどうなるのでしょうか。もちろん、運勢も悪い方向へ流れて行くというのが、姓名診断上での解釈です。しかし、だからと言ってすぐに「改名」したほうがいいということにはなりません。改名は確かに画数を良いものに変えることができるかもしれませんが、もしそれで幸せや成功がやってきたとしても、改名だけが理由とは言い切れません。姓名診断を行う人の中には、改名で幸せや成功がやってきても、それは自己暗示に過ぎない、改名だけが本当の解決策ではないと語る人もいます。
結婚後、凶数となる場合はどうすればいい?
では、結婚後、画数が凶となる場合、どうすればいいのでしょうか。きちんと姓名診断のプロに見てもらい、運勢的にどうなのかを正しく知ることが先決です。それでもし本当に凶の画数であれば、対策を考えましょう。しかし、世の中には、結婚後に凶の画数になっても、特に普通に生活している人も多いこともわきまえておく必要があります。また、真っ先に思いつくのが改名ですが、そのほかにもいくつか方法があります。例えば、ペンネームを使うことです。例えば、「山田花子」という名前なら、「山田はなこ」として、名前をひらがなにする方法です。もちろん、公的書類などでは本名を書く必要がありますが、その他の場合、ひらがなで表記しても良いでしょう。もちろん、ひらがなにした後の画数も見ておく必要があります。もう一つの対処法として、名前を書いた後に、小さく「、」か「.」を書き添えるといった方法もあります。よく、くせで文字を書いた後に点を打つ人がいるでしょう。それを装って、点を書き添えることで、一画増やすという対策です。これも画数を変える方法です。
結婚後も旧姓で占うケースも
結婚後に画数が変わり、もし大凶が出てしまったら、目の前が真っ暗になってしまうかもしれません。しかし、姓名診断で重要になるのは、生まれたときの名前だといわれています。その人物の、人生を通じた運勢というものは、生まれついたときの名前が示すものであるという考え方です。結婚後の画数は、芸名などと同じだといわれています。後天的な運勢を示すに過ぎないのです。もちろん、まったく運勢に関係ないといえば言い過ぎかもしれません。しかし、生涯を通じて最も影響を及ぼすのは、生まれたときに名付けられた名前なのです。よって、姓名診断を行うとき、結婚後は旧姓で運勢を見るのが一般的です。
結婚後の吉凶について、心配は尽きません。しかし、凶が出たとしても、運命は自ら切り開くものです。それほどとらわれすぎず、参考程度に接するのが良いでしょう。