A型は几帳面、O型は大雑把など、血液型によって人の性格や個性を分類することがありますが、実は性格だけではなく、他にもさまざまな分類がされているのをご存知でしょうか。「血液型占い」とはちょっと違うその分類を見ていきましょう。
血液型の性格分類をおさらいしてみよう
いわゆる血液型占いでは、A型、B型、O型、AB型の4つに分類され、性格や気質が異なるといわれています。国内では、とある大学の教授が、血液型と性格には関連性があるという研究結果を公表しました。その結果、A型は控えめで他人に尽くすタイプ、温厚な人柄であること、そしてB型は活動的だが根気がなく、ちょっと出しゃばりであること、O型は意志が強く自発的で理性的だが利己的であること、AB型は内面がA型に似ているものの、外面はB型に似ていることが示されました。これらの分類がベースとなり、現在でもなんとなく「各血液型の人はこういう性格」と定着しているところがあります。
性格だけじゃない!かかりやすい病気が違っていた!
そんな血液型分類も、時代が変遷し、性格だけでなく、かかりやすい病気がそれぞれ異なることが分かってきました。免疫学者によれば、A型は感染症や心筋梗塞、糖尿病にかかりやすいとされ、B型はインフルエンザや結核にかかりやすく、O型は胃潰瘍になりやすいものの免疫力が高いため、A型がかかるような病気にはかかりにくいといいます。そしてAB型は4分類のうちで最も免疫力が弱いため、インフルエンザや梅毒などにかかりやすいといわれています。この事実は、免疫力は、血液型によって異なることから判明しています。
免疫力の強さと性格は関係している!
O型は、免疫力が最も高いといわれており、ちょっとやそっとでは不調にならないことから、バイタリティが溢れており、どんな新しい環境や過酷な道でもぐんぐん自信を持って突き進んでいけるという特徴があるようです。このように、免疫力の強さは、性格と密接に関わり合っているのが分かります。
A型は、O型はもちろん、B型よりも免疫力が弱いことが分かっているため、比較的ストレスに弱いといわれています。そうなると、どうにかして周りとトラブルにならないようにいつも協調性を重視して、気遣いのあるふるまいをします。人と衝突するのが怖いのでしょう。
また、B型はよくマイペースといわれますが、これも免疫力の弱さがそうさせているのだとか。感染症にめっきり弱いB型は、できるだけ大勢が集まる環境を避ける傾向があるといわれています。
交通事故も関係ある?
実は、血液型は起こす交通事故にも違いがあるといわれています。例えば、A型はスピードを出し過ぎるため、追突事故が多い。B型は交通違反をしがちなので、交差点で事故を起こしやすい。O型は事故率が低いものの、シートベルトを着用しない傾向があり、油断しがちな深夜や明け方に集中して事故を起こす傾向にあるのだそう。またAB型は、居眠り運転が多いとのことでした。このような交通事故の統計からも、最初に挙げた性格分類が関係しているようです。
血液型には起源があった!?
また、血液型にまつわるトリビアとして、各血液型にはルーツがあるのをご存知でしょうか。A型は農耕民族、B型は遊牧民族、O型は狩猟民族、AB型は農耕民族と遊牧民族とが混合することで生まれたといわれています。これらもO型は免疫力が強くたくましい、A型の温厚な性格、B型の人と群れるのを避ける傾向などは、免疫力と深く関係しているようですね。
血液型占いというと、性格だけに偏りがちですが、実は科学的なものが関わっているというのは驚きです。