バレンタインデーは、働く女性にとって不必要な悩みが増える時期でしょう。価格や質はもちろんのこと、昨年と同じギフトにならないように配慮するなど仕事以外のことで悩みを増やすのは時間の無駄ですよね。この記事を読むと人数や職種別におすすめのバレンタインギフトがわかります。職場バレンタインの悩みが即解決するでしょう。また、職場のバレンタインについて知っておくべきマナーがあるので参考にしてみてください。
日本のバレンタインの風習はいつから？
日本におけるバレンタインの風習には諸説ありますが、1960年代にとあるお菓子メーカーが購買戦略として「バレンタインにはチョコレートを渡そう」と打ち出したのが始まりと言われています。そして、1970年代頃から定着したようです。しかし、ジェンダーフリーや虚礼廃止の考えが浸透して、今では職場バレンタインが減少しています。さらに、2018年にゴディバジャパンが広告で義理チョコに否定的な見解を表したことも影響しているのでしょう。とはいうものの、バレンタインギフトを渡す職場は少なくありません。
職場のバレンタインの相場
職場のバレンタインギフトにかける費用は500円前後とされています。社員数によって違いはあるものの、プチギフトで抑えるのが主流です。なお、社長や役員にかける費用は1,000~2,000円の傾向があるようです。
職場用のおすすめバレンタインギフト5選
人数や役職などの職場環境別に、最適なバレンタインギフトを紹介します。
【大人数用】箱詰めチョコレート
大企業は社員数が多くフロアが分かれている環境が多いでしょう。そのため、部署やフロアごとに分けて配れるチョコレートを選ぶのが賢明です。おすすめは詰め合わせチョコレート。通称「ばらまきチョコレート」と呼ばれ、職場で配る際のメジャーな選び方でもあります。各フロアや部署ごとに箱のまま配れるのが最大のメリットでしょう。「ご自由に食べてください」と一言メモを残せば配布は完了です。手渡しをして仕事に支障をきたすくらいなら、一度で終わらせた方が渡す側だけでなく渡される側も気楽でしょう。また、置きっぱなしの状態は衛生的にも悪いので個包装を選ぶのもポイントです。
【自分以外女性がいない職場】単品のチョコレート
職場の女性が自分しかいない場合は、職場のバレンタインにかける費用が必然的に高くなってしまいます。スーパーやコンビニで手軽に買える単品のチョコレートを選びましょう。1つ50～100円くらいと非常に安価で売っています。また、バレンタイン時期になると、パッケージがバレンタインバージョンに変わったりバラエティパックが出たりします。ものによってはパッケージの裏にメッセージが書ける仕様になるので、メッセージを添えれば気持ちが伝わるでしょう。
【営業職用】一口サイズのギフト
営業部署やオフィスにいる時間が少ないアクティブな職種の場合は、一口サイズのチョコレートを選びましょう。オフィスにいなくても移動中や外仕事の休憩中に気軽に食べられるメリットがあります。また、自分のペースで食べられるように賞味期限にも気を配るとベターです。そのためチョコレート以外では焼き菓子もおすすめです。食べる時間がなく家に持ち帰る場合も想定して、カバンに入れやすい小さめのギフトにしましょう。
【内勤職用】生菓子
内勤職の場合は生菓子でもいいでしょう。自分たちの分も買って休憩中に一緒に楽しむのもありかもしれません。一緒に楽しむことで、男性側の気持ちの負担を軽減できるでしょう。選ぶ際は手やデスクが汚れやすいスイーツは避けましょう。その場合は、ウエットティッシュを一緒に渡す配慮を心がけるとベターです。また、準備や後片付けが必要なケーキも手間がかかります。一口サイズの生チョコや汚れる心配がないプリンなど食べやすいスイーツにしましょう。
【社長・役員用】ブランドのチョコレート
同僚たちへ配るギフトとは別に社長や役員用のチョコレートを用意する職場もあるようです。その場合はデパートや専門店で買えるブランドチョコレートが定番です。ただしあまりに高いと気を遣わせる原因になるので、1,000～2,000円を目安に考えましょう。他の女性社員も配ることを考えて量より質を重視するといいでしょう。もしくは、家族みんなで楽しめるように、あえて量を優先する選び方もありです。
女性が気をつけるべきバレンタインのマナー
いくら面倒とは言えあからさまな態度を示すのはNGです。特にタイミングには気をつけましょう。男性側のタイミングを無視して配るとせっかくの好意がうまく伝わりません。流れ作業のように配るのではなく「いつもありがとうございます」と一言添えるだけで印象が良くなります。
男性に気をつけてほしいバレンタインのマナー
男性側にも配慮が必要です。男性の中には迷惑と感じる人もいるでしょうが、いつまでも放置する男性の態度はマナーに欠けます。ただし、忙しくて忘れているケースもあります。渡したチョコレートを放置されたら、来年から控えるのも優しさかもしれません。
バレンタインは気持ちが大事 バレンタインは面倒ですが気持ちが大事です。日頃のお世話に感謝する思いが伝われば関係性が円滑になり、ビジネスに良い影響をもたらすでしょう。
