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真夏の心霊恐怖体験

第6回 旅先で怖い思いをしないための予防策

5回にわたり、サマーリゾートで起きた怖い話を連載してまいりましたが、真夏の恐怖体験談をお楽しみいただけましたでしょうか。最終回となる第6回は、霊能者の先生よりうかがった、霊現象や霊障に対してできる3つの簡単な予防策をご紹介いたします。

旅先で怖い思いをしないための予防策①盛り塩作戦

霊感が強いという自覚のある方は、泊まりがけの旅行などの際に半紙と粗塩を携帯することをお勧めします。宿泊先の旅館やホテルの部屋に入った瞬間、少しでも嫌な感じがしたら、その部屋のドアの内側と浴室および洗面所の出入り口前に盛り塩をしてください。半紙を適当な大きさに折り畳み、その上に小さな塩の山を作るのです。霊体というのは一般に水の波動と同調しやすく、多くはそのパワーを借りて実体化します。従って室内の水回り近くに浄めの塩を置くだけである程度、霊的な現象の生起を防げます。また部屋に入ってすぐに盛り塩をしておき、いったん外出して戻った時に塩の山が濡れて崩れているようなことがあれば、可能な限りその部屋を替えてもらうのが無難です。繁忙期などで無理な場合には、寝床やベッドの四隅に新たな盛り塩を置いて、浄化の結界を作ってから就寝してください。

旅先で怖い思いをしないための予防策②御守り作戦

あなたがもし日頃から特定の寺社を信仰しているのであれば、旅行の際にはぜひその寺社が授ける厄災除けの御守りを携帯してください。これだけでマイナスの霊的干渉やトラブルを、かなりの確率で回避することができます。信仰している寺社がない方でも、自分が住んでいる場所の氏神様(最寄りの比較的大きな神社)の御守りをいただけば同様の効果を得ることができるでしょう。なお霊能者や祈祷師によっては、般若心経の読経や九字切りの護身法を勧める人もありますが、仏道の修行を積んでいない素人が形だけ真似をしても悪霊を祓う効果はほとんどありません。それどころか、かえって霊を刺激して呼び寄せてしまうことさえあるので、できれば止めておいた方が無難です。

旅先で怖い思いをしないための予防策③御神酒作戦

夏場のアウトドアレジャーでは、野外テントに泊まるような機会があるかもしれません。しかし、もしそのキャンプ場の近くに古戦場や墓場、心霊スポットなどがあったら決して良い気持ちはしませんね。そこでキャンプを張る場所が気になるという方は、ぜひ御神酒を捧げてください。使うお酒は安価な物で構いません。ワンカップの二級酒を四本購入し、「祓い給え、浄め給え」と唱えながらテントの四隅に置いておくのです。この簡単な儀式には、土地の神様にご挨拶をしてご加護をいただくという意味合いがあります。使用したお酒は翌日、退去する前に近くの川や土に流してください。ただし景勝地では環境保全と自然保護の観点からそうした行為を禁じていることもありますので、そうした場合は自宅まで持ち帰って庭やベランダの土に撒いても結構です。

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