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ホロスコープを読み解く

ハードアスペクトを味方にする西洋占星術

ホロスコープが暗示するもの

単純な12星座占いとはまた違い、精密なホロスコープを作成し、物事を占う西洋占星術。出生時間まで考慮して占うと、その的中率は驚くほどの高さになります。西洋占星術ではその人の性格や資質、未来に起こる出来事、ほかの人との相性などをスムーズに占うことができますが、ただ、占うだけではもったいないことに気づいてください。西洋占星術は、実はその人の隠れた能力を知り、開発するための大切なツールとなります。

アスペクトにより引き出される惑星の長所と短所

ウェブ上などでホロスコープを作成し、かつ、アスペクト(惑星と惑星の角度)まで計算してくれるサイトを探してみましょう。自分のホロスコープを見て、アスペクトを確認してください。いわゆる60度や120度といったソフト(調和)と呼ばれるアスペクトは、だいたいその惑星(太陽や月、水星など)や惑星が入っているサイン(12星座)の良い面が発揮、強調されると言われています。また逆にハード(不調和)と呼ばれる、90度や180度の場合は、惑星の悪い面が引き出されるようです。

たとえば、愛や美、豊かさの象徴である金星が、拡大や幸運を示す木星とソフトアスペクトを形成している場合、「愛情に恵まれる」「良好な金運状態」と解釈されますが、逆にハードアスペクトだと、「ふしだらな愛情」「浪費」といった意味を持つと言われます。それが金星と土星になると、ソフトの場合は「貞淑」「節約家」といった意味に、ハードの場合は「片思い」「失恋」「ケチ」といった具合です。ハードアスペクトはまるで不運の象徴のようですが、果たして本当にそうなのでしょうか?いいえ、それは違います。

惑星にはクセがつく!ハードアスペクトを恐れないこと

ハードアスペクトは、ハードつまり困難という意味のごとく、その惑星が良い面を発揮するのが難しくなります。しかし、一度、努力によってそのハードルを乗り越えると、自分の強みとなるのです。アスペクトの意味まで解説しているサイトを探し、自分のホロスコープにあらわれているハードアスペクトの意味を読んでみましょう。

前述の金星と土星のハードがある場合なら、自分の中のケチな要素を倹約家といった良い性質に変えるように日頃から努力するのです。財布の紐は固いけれど、必要なときにはきちんとお金を出す。意識して動けばその通りになっていきます。また、月と海王星のハードは、精神面の不安定さや、現実感のなさをあらわしますが、自分の中にそのような面があることを意識し、「豊かな感受性」や「創造力」に変えていきましょう。ハードアスペクトが持つ負の要素を変えることは簡単ではありませんが、努力をしてそれを成し遂げた場合、ソフトアスペクト以上に素晴らしい威力を発揮することになります。愛情はより深く、豊かに、勇気はより前向きな行動力を備え、知性はより研ぎ澄まされます。力を合わせて、困難を乗り越えたカップルの絆が強いことに似ているかもしれません。惑星には「クセがつく」ので、一度、頑張って良いクセを覚えさせた後は、それを発揮するのが簡単になるのも特徴です。強力な武器を自由自在に使いこなせるようになるのです。


以上の内容をふまえて、あらためて自分のホロスコープをじっくり見てみてください。少し占星術の知識を持っている人なら、ソフトよりハードが多いホロスコープを見て、「私は恵まれていない」とガックリ来ていたかもしれません。が、それは間違い。ソフトは幸せというよりは「たやすい」、ハードは不幸せというよりは「努力が必要」なだけです。

実際、色んな業界で成功し、名を上げている人たちにはハード、しかも、かなり苦労の要素が強い組み合わせを持っている人が多いのです。それでも、諦めずに努力したから、成功にいたったのでしょう。ハードアスペクトを理解し、克服して幸せを掴む。上手な西洋占星術の利用の仕方です!

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