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占星術の雑学

惑星がパワーダウンしやすい状態とは

ホロスコープを用いて人や社会を占う西洋占星術では、太陽系の主要惑星が重要な要素になります。各惑星に性質があり、位置や他の惑星とのからみで、性格や運勢に影響が加わります。しかし、せっかくいい意味を持つ惑星が、あまり力を発揮できない状態になることがあります。いくつか、その例を挙げてみましょう。

逆行している

通常、12星座の順番、また0度から29度へと移動する惑星が、「逆行」といって逆戻りする期間があります。逆行している惑星は力を出しづらく、物事が停滞するなどします。例えば、水星であれば知性やコミュニケーションに関することで、遅れをとるかもしれません。ただし、逆行する惑星の数によって、また影響が違ってきます。

太陽にコンバストされている

出生時の各惑星が太陽のそばにあると、「コンバスト」という現象が起こります。太陽の炎がその惑星を焼き尽くす状態で、ダメージを受け、性質が出づらくなります。太陽とほぼ同位置などピッタリ重なると、また別の意味になるのですが。

度数が若すぎる

惑星の位置は星座と度数であらわされます。同じ星座に同じ惑星が位置していても、度数によって影響がまた違います。1度や3度など、度数が小さい惑星はまだ若く、未熟な状態といえます。よって、力を上手く使いこなせません。恋愛を示す金星が若い度数だと、アプローチ下手などになりやすいでしょう。

キャデントハウスにある

惑星が入る12の部屋、つまりハウス(室)は3種類に区分され、1、4、7、10の各ハウスをアングルハウス、2、5、8、11をサクシデントハウス、3、6、9、12をキャデントハウスといいます。アングルハウスが華々しい活躍を示す場所だとしたら、キャデントハウスは舞台裏。惑星の影響を受けないわけではありませんが、表面には出づらくなります。


以上がちょっと残念な惑星の配置です。他にも惑星がアスペクトを持たないノーアスペクトの状態や、凶意の強い惑星にアフリクト(困難な状態にする)されている状態などのパターンがあります。自分のホロスコープを見て、「どうも惑星の力が発揮されていない気がする」というときは、ここに挙げた状態を一度確認してみるとよさそうです。

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