恋愛の始まり方はさまざま。女性が積極的に男性を落とすのも当然アリです。しかし、外出先でまったく初対面の男性に、「逆ナン（逆ナンパ）」を仕掛ける人は少数派かも。逆ナン女性の行動を見ていると、人が大勢いるバーなどで飲みながら、横目でチラチラ周囲の男性をチェックしています。そして「今日はこの人だ！」とターゲットが定まれば、10メートル先からでも駆け寄り、「一緒に飲みませんか？」と真横に陣取ります。同性としてドン引きする人もいるでしょう。しかし、逆ナンには、意外なメリットがありそうです。
好みのタイプにダイレクトに接近
ナンパをする男性はたくさんいます。当然、下心でいっぱいですが、中には一部、そうでない男性もいます。女性に縁がない生活で、出かけた先で自然に縁があれば……という気持ちです。軽くはありませんが、かといって、そういう男性が魅力的かというとそうでもない。今は積極的な女性が多い時代。普段、女性から注目されていない「余り物」の可能性大です。見た目も中身もイマイチ君かも。しかし、逆ナンだと、自分でターゲットを選べます。カッコイイ男性は女性に不自由しないので、ほかの男性ほどナンパに関心を示さないことがあります。いわゆる高嶺の花。逆ナンだと、そんなモテ男にも近づくことが可能です。男性の好みにウルサイ女性は、逆ナンがいいかもしれません。
デメリットは、やはりヤリモク
そこにいるだけで女性を惹きつける男性は、やっぱり魅力的。女性から逆ナンしたにも関わらず、盛り上がる会話で楽しませてくれ、お酒をご馳走してくれるかもしれません。さすが女性慣れしたイイ男です。が、肝心なのはその後。メアドやラインを教え合った後、次にまた会う約束をしたら、案の定、すぐにホテルに誘われて……という展開も。普段は押せ押せタイプでなくても、逆ナン女性に対しては「男に飢えている」「あきらかにオレに気がある」と軽い女認定し、なめた態度をとることがあります。こちらも、それだけの関係を望むなら問題なしですが、イヤならハッキリと拒絶しましょう。本当に相手のことがわかるまでは、うかつに車にも乗らないように。また、体目的でなくても、まれに、ネットワークビジネスに勧誘してくる人もいます。逆ナンで彼らにあたる確率は低いと思いますが、これも残念なパターンです。
恋か下心かそれ以外か。結局、逆ナンとは
いくら好みのタイプでも、逆ナンから真剣な恋に100%発展させられるとは限りません。彼女や奥さんの有無、住んでいる場所や仕事、何も知らないまま、声をかけるのですから。もし、付き合えたとしても、一時の火遊び的な関係になる可能性もあります。逆に将来の確かなパートナーになることもありますが。そう考えると、逆ナンという行為は「好みの男性と付き合うチャンス」だけと考えないほうがいいかもしれません。もっと頭をやわらかくして、気軽に男性とその場だけの会話を楽しむ、これぐらいの気持ちでいればよさそうです。平凡な毎日における適度な刺激です。
