• 天体
  • 占星術
占星術の豆知識

占星術における天体の距離とその影響

太陽系の天体を用いる

12星座で簡単に運勢を占う一般的な星占い以外に、もっと本格的な占星術といえるホロスコープに関心を持つ人もいると思います。今はネット上で、簡単にホロスコープを作成できる時代です。ホロスコープは月や金星、木星、冥王星など太陽系の主な天体が、生まれたときにどの星座に位置していたかを図にしています。各天体には、それぞれ司る意味があり、月は感情や私生活、金星は愛情や芸術、土星は義務や節度という具合です。

太陽に近い天体、遠い天体

ネット上でホロスコープを作成すると、同時に簡単な説明を読めることがあります。恋愛運や仕事運を知ることができます。さて、ホロスコープは自分で読むとより深く、面白く読めます。「この天体が、この星座に位置していると、このような傾向」という解釈のコツを掴むといいのです。その際、各天体の意味を押さえる以外に、太陽と天体の距離にも注目してください。天体のうちでも、太陽や月、水星、火星、金星といった、太陽そのものとそれに近い天体はその人のパーソナリティ、つまり個人の性質を決定します。気質や恋愛のスタイル、知性の方向性など、その人が普段一番見せる顔です。そして太陽から比較的遠い木星や土星はその人が社会にどう関わっていくかを示します。土星の状態が良くないと、社会的な義務を怠りがちになる、などです。そして、さらに離れた距離にあるのが、天王星と海王星、冥王星です。これらの天体は動きが大変遅く、数年かけて一つの星座を移動します。よって自分と同世代の人に似たような傾向があらわれます。天体の意味も運命的な出来事やアクシデントなど、個人の性質というより、自分ではどうしようもない大きな力という感じです。

天体を絞りこんで解釈してみる

つまりホロスコープを読むとき、初心者の方はまず自分の性質、長所や弱点を知ることから始めるとよいでしょう。最初にざっくり全体を見て、星座の偏りなどを確認した後、次に月や水星、金星など太陽に近い天体が、どのような状態にあるかを見るのです。状態というのは、どの星座に位置しているか、他の天体とアスペクト(角度)を作っているか、などです。解釈して出てきた答え――性格や恋愛傾向など――が普段の自分に当てはまっているかを考えましょう。「自分のことはわかりづらい」という人は、友人のホロスコープを作成して、練習するのもテです。いきなり多くの天体を見るのではなく、少数に絞り込むことで、スムーズに解釈できます。そして距離が近い天体に慣れたら、次は木星や土星を加えてみましょう。より詳しく、自分のことがわかるようになります。研究すればするほど面白い西洋占星術の世界です。星の暗示に感動するかもしれません。

© 恋愛占いPlus+

おすすめページ