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生まれた瞬間に運命は決まる?

占星術で出生の時間が大事な理由

生まれた時間はわかっているほうがいい

西洋占星術、つまりホロスコープで占う占い師に鑑定を依頼したら、生年月日の他に生まれた時間を訊かれることがあると思います。ホロスコープは出生時間がわからなくても、ある程度その人の性格や未来を占えますが、わかっているとより細密な結果が出ます。それはどうしてでしょうか。

能力を暗示する惑星とサイン(星座)

ホロスコープとは、その人が生まれた瞬間に太陽や月、水星、木星といった太陽系の惑星が12星座のどのサイン(星座)に位置していたかを示す図です。大昔は可視惑星が中心でしたが、文明の発展とともに不可視惑星も対象となり、現在は小惑星も解釈に入れるなど時代とともに進化しています。

惑星にはそれぞれ特有の性質や意味があり、例えば金星は「美や愛、芸術、財産」を、火星は「行動力やスポーツ、戦い」を、天王星は「創造性やアクシデント」などを司ると言われています。各惑星がどの星座に位置しているかにより、その力の発揮の仕方に特徴が加わります。例えば火星が良好に働く場合でも、乙女座に位置していると「几帳面で正確な行動」に、天秤座に位置すると「調和を乱さない公正な動き」としてあらわれます。惑星と星座が持つ組み合わせはその人が持つ力、長所です。ただし他の惑星とのからみにより、上手く使いこなせる人とそうでない人に分かれます。

時間がわかると、活躍の場がわかる

惑星と星座の組み合わせがその人が持つ能力を示すなら、生まれた時間は何を示すのでしょうか。生まれた時間をホロスコープに反映させると、ハウス(室)がわかります。惑星がいる部屋のようなもので、1~12の各ハウスがそれぞれ別の性質を持ちます。同じ日に生まれても、時間が違うとハウスが変わることがあり、人生に違いが見られます。

ハウスが示す主な意味として、惑星の力が発揮されるシチュエーションや場所というのがあります。例えば前述の「火星が乙女座に位置している」場合でも、それが家庭をあらわす4ハウスなのか、労働をあらわす6ハウスなのかで、力を発揮しやすい場所が変わります。4ハウスであるなら、きめ細かい家事能力などを家族に対して発揮することになります。6ハウスであれば、与えられた仕事にコツコツ几帳面に取り組むという形になってあらわれそうです。つまり時間がハウスを決定し、ハウスがその人の活躍の場を教えてくれるのです。

自分と同じ誕生日の芸能人を見て「私とあの人は、どうしてこんなに違った人生を送っているの?」そんな風に感じたことについても、そういった点を読み解いて見れば理解や納得が出来るのではないでしょうか。

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