• ガーデニング
ベランダをおしゃれな箱庭に

ベランダでできる簡単ガーデニング

皆さんのお宅は一戸建てですか?それとも集合住宅ですか?どちらの場合にもベランダが必ずあると思いますが、そのちょっとしたスペースで植物を育ててみたいと思われたことはないでしょうか。部屋の中からお気に入りの緑が眺められたら、それだけで心が癒されますよね。集合住宅のベランダであれば上の階が軒になっているので雨が直接降り込むこともなく、霜や夜露が降りることもありません。意外に植物を育てるのには適しているのです。手軽に楽しめる簡単ガーデニングで、殺風景なあなたの家のベランダをおしゃれな箱庭にかえてみませんか?

ベランダ・ガーデニングの注意点

ベランダ・ガーデニングでは、通常すべての植物を鉢やコンテナ、バスケットなどに植えなければなりません。したがって大きく育つような樹木系は避け、季節ごとに楽しめる草花や、観葉植物、ハーブなどを選ぶことになります。

多くの集合住宅では、ベランダを緊急時の避難通路に使用しますので、足の踏み場がないほどのコンテナや鉢を置くことは絶対に避けてください。水漏れすることがないよう水やりにも気を付ける必要があります。土や枯れ葉が排水口をふさいでいないか、マメにチェックすることも大切ですね。

ベランダで映える草花

リビングから眺めた時、色とりどりの花がベランダで咲いていたら楽しいですよね。鉢やプランターで育てやすく、開花時期の長いものをいくつかご紹介しましょう。

パンジー

今のパンジーは開花時期の長い花です。品種改良を加えた結果、秋から冬にかけて花が咲き、暑くなる前の5月ぐらいまで楽しむことができます。夏以外の季節は、色とりどりのパンジーをいつも咲かせておくのもよいでしょう。園芸店では開花した状態で売られているので、葉や茎がしっかりしていて根がよくまわっているものを選んでください。

水はけがよく、水もちの良い土を使って、株と株の間にもう一つ入るぐらいのスペースを空けて植え付けましょう。元肥として、緩効性肥料(時間をかけて効く肥料)を与えます。とても水を好むので、土の表面が乾いたら、たっぷり水やりしてください。日光を好むので、日当たりの良い場所に置いてください。

ペチュニア

ペチュニアは、初夏のころから10月頃まで開花する夏の花です。一重咲きの大輪系、小輪系、八重咲き、枝垂れ系など、さまざまな種類があります。

4、5月に苗を買ってきて水はけのよい土に植え付けてください。梅雨の頃に植え付けると、湿気に弱いので、枯れてしまうことがあります。液肥や、緩効性肥料を与え、開花中に肥料が切れないよう注意してください。また、茎が伸びてくると、根元のほうに花をつけないため見栄えが悪くなるので、梅雨前に一度思い切って茎全体を10cmぐらいに切り戻してください。また、根元のほうから枝が出て、たくさん咲くようになります。水やりは土の表面が乾いてから。過度の湿気は禁物です。風通しがよく、日当たりの良い場所へ置いてください。

プリムラ類(プリムラポリアンサ、プリムラジュリアンなど)

冬から春にかけて楽しめる、日本のサクラに似た花形が人気の草花です。初冬に、つぼみ付きの株が出始めるので、その株をプランターに3、4株ずつ植え付けてください。開花中は、月に2、3回液肥を与えます。土の表面が乾いたら、下から流れ出すほどたっぷり水やりするとよいでしょう。日当たりがよく、北風のあたらないところへ置いてください。咲き終わった花ガラをこまめに取り除くことが大切です。

シクラメン

シクラメンは寒冷地以外であれば、室内よりもベランダの日当たりのよいところで育てた方が次々と花を咲かせ続けます。冷える夜間は室内に置き、朝から夕方にかけてはベランダの日当たりのよいところへ置きましょう。株を選ぶ時は、葉と花のバランスの取れたものを選んでください。肥料は、生産者がしっかりやっているので、当面は必要ありません。水は、土が乾いたら、たっぷりとまとめてやるようにしてください。終わった花や、枯れた葉を元から取り除くことが大切です。花が終わった後も、水と肥料をやり続け、夏の間は日陰の涼しいところで管理すると、新しい葉とつぼみが再び出て、秋を過ぎてからまた花を咲かせてくれます。いくつかの種類を取り交ぜて置くと、冬のベランダで簡単に豪華な花が楽しめます。

ベランダ・ハーブ

草花を育てるのには、ベランダの日当たりが今一つ、という方にお奨めなのが、料理などにも使えて楽しいハーブです。ハーブは、環境への適応力が高く、あまり日が当らなくてもよく育つ種類がたくさんあります。

初めは種から育てるよりも、苗を買ってきて植えてみましょう。植え付けに最適なのは、5月頃ですが、真冬や真夏でなければ大丈夫です。土は、アルカリ性のものが向いています。ホームセンターなどでハーブ用の土が売っているので、それを利用するのもよいでしょう。日陰でも育てやすいハーブをいくつか見てみましょう。

ミント

冬以外は、半日陰の風通しのよいところが向いています。夏に花が咲くまでは、いつでも収穫できます。湿った土を好むので、水もちのよい土に植え、土が乾いたら、たっぷり水をやってください。香りが弱まるので、肥料は少量にしてください。

オレガノ

香りがミントに似ています。もともとは日光を好みますが、非常に強いハーブなので、明るい日陰でも充分に育てられます。ただ、湿気に弱いので、特に梅雨の時期は通気性に気を付けてください。一年を通して、土はやや乾燥気味に保ちます。水のやりすぎに気を付けてください。肥料は土に混ぜ込まれたものだけで十分です。

コンフリ

葉には弱い毒があることが最近わかったので、食用にはせず、湿布などにつかいましょう。半日陰を好む、非常に強いハーブです。湿り気を好むので、水もちのよい土に植え、乾燥しないように気をつけてください。

レモンバーム

レモンのようなさわやかな香りのハーブです。明るい日陰を好みます。葉が込み合うと、枯れることがあるので、枝を間引いて風通しを良くしてください。やや湿り気のある土を好むので、土が乾いてきたら、たっぷり水をやってください。肥料が足りないと葉枯れを起こすので、はじめに緩効性の肥料を土に混ぜて植え、化成肥料を株から少し離れたところへ、追肥してください。

ローズマリー

よく肉料理の香りづけに使われるハーブです。日当たりを好みますが、丈夫で生育も旺盛なので、多少日当たりが悪くても大丈夫です。乾燥を好むので、鉢植えの場合は、土が乾燥したら水をやってください。ただし、回数は控えめにしてください。肥料は、植え付けるときに配合肥料を混ぜ込み、追肥として液肥を10日に一回ほど与えます。

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